『時をかける少女』(角川文庫 その2.5)
久々『時かけ』ミニ特集、今回は『時かけ』角川文庫その2をやったときに書き忘れていたことがあったので、それを埋める意味で「角川文庫 その2.5」をお送りします。まずは原田知世版『時かけ』以前の2つの筒井さんフェアから。
- 「筒井康隆フェア」(写真上左)
- 1979.6開催 惹句 ヘンな奇妙なおかしなナンセンス。宇宙人が化けているのかもしれません。
- 新刊『農協 月へ行く』を含めた14点に共通帯(赤)がかけられた(裏面は映画『復活の日』)。
- 「筒井康隆のベストヒット14」(写真上右)
角川文庫では季節ごとに開催していた従来の(作品全点を対象にした)フェアに加え、『犬神家の一族』映画化=横溝正史ブームをきっかけに1977年頃よりひとりの作家に焦点をあてたフェアを多数開催していくことになります。
映画『時をかける少女』公開にあわせたフェア「いつも青春は時をかける」は新刊『シナリオ時をかける少女』を含めた16点で開催されました。
- 「筒井康隆フェア いつも青春は時をかかける」(写真下右)
この「いつも青春は時をかける」フェア前後で、角川文庫における(ジュブナイル以外の)筒井作品カバーは杉村篤イラスト(背・朱)より山藤章二イラスト(背・白)へと変わっていきます。角川文庫の変遷はとてもややこしいので、どこかでまとめて紹介したいなあと思っていますが、いつになることやら(遠い目)。
次回(年明け?)こそ角川文庫『時かけ』その3をお届けします。