筒井康隆氏についての…

筒井康隆さんについての情報を中心としたブログです

(近刊)

『笑犬樓の逆襲』

  • 初版発行/2007.8.1(7/30発売) 新潮文庫 つ4−50(新潮文庫8239)
  • 並製本 A6版 カバー 帯(緑)
  • カバー装幀/山藤章二 432頁
  • 定価:本体590円+税 ISBN 978-4-10-117150-0 C0193
  • 収録作品/I 笑犬樓の逆襲 「断筆解除後の戦果を報告する」「家を買う話は沙汰やみとなってしまった」「自民党が金持ちの味方でなくなった時から世の中おかしくなった」「平成八年五月一八日、神田某所で秘密朗読会が開催された」「ドラマ出演中に作家としての意識を表出させることは禁じている」「酒鬼薔薇聖斗君のお噂です」「ことばの豊かさは、成熟した文化を維持する上で絶対に必要だ」「サントリー・モルツのCF一年契約はこれほど厳しい」「蜷川幸雄から大役のお呼びがかかった」「放火にあった隣家の火事をホースで消火した」「「かもめ」稽古期間中は辛かった」「「筒井康隆はならず者の傑物だ」」「ファービーちゃんは声を出す人形の新人類である」「山陽新幹線のコンクリート落下事故を簡単に反省してもらっては困る」「江藤淳氏は雷の恐怖に負けたのではないか」「「文学クイズ・マラソン」を開催した」「『魚籃観音記』はまだ摘発されていない」「柳美里さんおめでとう」「セコムをつけていてもアジア系外国人強盗団は侵入してくる」「小渕総理に言語の多義性を説いたってわかるわけもないだろう「なぜ評論家の悪口を書いてしまうんだろう」「原宿名店案内」「石原慎太郎は徹底せよ」「原宿名店案内・第二弾」「『そして誰もいなくなった』公演前のネタばらしに抗議する」「リアリティはリアリズムではない」「『悪魔の辞典』の翻訳を再開した」「面白いCFは出演者の矜持を損なう」「トチリのおかげで演技がうまくなった」「おれは山本圭に似てるかね?」「デリダ『郵便的不安』が現実となった」「個人情報保護基本法案並びにマスコミのスキャンダリズムを批判する」「狂牛病口蹄疫の家畜に神の恵みあれ!」「フジテレビ深夜の『百万男』は面白いぞ」「神戸・垂水の名店案内」「ミレー『鵞鳥番の少女』を手放した」「イギリスの浣腸は、馬のかと思うほどでかい」「NHK的歴史改変の役を演じた」「山下洋輔と釧路で「しあわせ」について語り合った」「犯罪者はアフガンへつれて行け」「この原稿は、楽屋で書いている」「朝日新聞の一面にでかい活字で「狂」の字が躍っている」「わが家に税務調査が入った」「翻訳中の『悪魔の辞典』の一部をお目にかけよう」「『愛のひだりがわ』について、この二人の評者にはあきれた」「ペイオフ解禁で不安を煽り立てたマスコミ」「『現代語裏辞典』の連載を開始した」「小泉義之に反論する」「『フリン伝習録』は『メリー・ウィドウ』の名曲を蘇らせる」「『決死圏SOS宇宙船』はわしの『帰郷』に似過ぎている」「小中学生の化粧、男の化粧を擁護する」「愚挙・千代田区の歩行者喫煙取締りを糾弾する」「紫綬褒章をもらってしまった」「六日町『龍言』で骨休みをした」「わしの頭の中には発表できぬギャグが充満している」「戦争なくして何の人生じゃ」「シラク『お前アホか。』ブッシュ『何でやねん。』」「河合隼雄氏・桂米朝氏に感謝する」「ヒトゲノム解読は無為徒食の老人増加を招くのか?」「映画『宣戦布告』を見て考えた」「政治家に免許がなくていいのか」「行きつけの店がどんどん消えていく」「『トリビアの泉』高視聴率なのはもっともだ」「阪神ファンではないが、道頓堀川は川浚えをせよ」「オペラ歌手に混って歌をうたうことになった」「今後は「お助け爺さん」に徹することになるだろう」「日本人は情けなーい国民やねん」「ついに最終回となった」「昔『噂の真相』という雑誌があった」 II 阪神大震災はいまだ終わらず 「犬とグッズと鍋」「阪神大震災はいまだ終わらず」「いずれは、の予感はあった」「わたしの映画スタア」「子供について」 III 二十一世紀の新しい読者に向けて 「萩原版『パプリカ』の完結を祝す」「ゴダケンと珠子」「『わたしのグランパ』」「二十一世紀の新しい読者に向けて」「『フリン伝習録』」「今夜のお楽しみどころ二、三」 IV 古典から今への美意識 「古典から今への美意識−丸谷才一『輝く日の宮』」「快い懐かしさのエッセンス−小林恭二『宇田川心中』」「『阿修羅ガールズ』を推す−第16回三島由紀夫賞選評」「矢作俊彦の遅すぎる受賞−第17回三島由紀夫賞選評「夢と夜行列車−平成十五年度谷崎潤一郎賞選評」(解説/「闘う作家のジャーナリスティックな視線」保前信英)
  • 【註】親本は2004.12.5 新潮社・刊。
  • 【註】親本の「V『創作の秘密』から『昨夜の献立』まで 「筒井康隆のすべてを知るための50問50答」」は最終問答を省いて『ヘル』文春文庫版に収録されている。

新潮文庫記念すべき50冊目! 早めに書影をご紹介しておきます。