「２１世紀を夢みた日々〜日本ＳＦの５０年〜」
学生の頃に日本ＳＦの“第一世代”と呼ばれる作家たちの作品群に触れ、そのままＳＦにのめり込んでいった私にとって、数々の映像や録音はまさに夢をみているようでした。「日本ＳＦ作家クラブ」の名称案をめいめいが発表する山珍居での会合。おもろ放談の実際。あの「はらこつとむ」…。私がもし番組制作者だったら、福島正実邸にあったあのテープ群や大伴昌司邸の書棚で何時間も費やしてしまっていたことでしょう。この番組に（ほとんど）現れることのなかった海野十三や今日泊亜蘭のこと。柴野拓美・石原藤夫・矢野徹・広瀬正・野田昌宏諸氏の仕事の数々（同人誌・書誌作成・翻訳等々）にもいっぱいいっぱい時間を割いてしまって、とても一時間半にはおさまらなかったことだろうと思います。
何かしらちょっと歯がゆい 、それでいてとても貴重で得難いひとときでした。次は明後日です！
