『フリン伝習録〜レハールの喜歌劇≪メリー・ウィドウ≫による〜』(3幕・超演奏会形式)
- 2008.5.3 15:00〜 兵庫県立芸術文化センター 大ホール
- 作・脚本・演出/筒井康隆 音楽/山下洋輔 編曲/栗山和樹
- 出演/筒井康隆(朗読・ツエタ)・山下洋輔(ピアノ)・森麻季(ソプラノ:ハンナ/ヴァラン/オルガ)・松本薫平(テノール:ダニロ/カミーユ/ブリオ)・田中勉(バリトン:カスカダ/ヴェドロ)・西側槙里子(ソプラノ:シルビア)
- 山下一史(指揮)・齋藤順(コントラバス)・佛坂咲千生(トランペット)・平野公祟(サクソフォン)・宮地良幸(パーカッション)
- 兵庫芸術文化センター管弦楽団 コンサートマスター:豊嶋泰嗣 ヴァイオリン:北島佳奈/ヘイウォン・キム/クリストフ・キャトルメ/佐藤一紀/ビルマン 良弓光/クリストフ・ブロス ヴィオラ:安積宜輝/ペーター・コヴァーチ チェロ:イ・ソジョン/フローラ・カムツェット フルート:山腰まり オーボエ:ドミトリー・マルキン クラリネット/稲本渡 ファゴット:垣内紀子 ホルン:吉野元章/伊藤隆司 パーカッション:エリック・パケラ/小澤佳子 ハープ:三浦由美子
- 配布物/チラシ(2種)・パンフレット(A5 4頁)・別紙(歌詞・登場人物紹介)・「佐渡通信」08年5月号
ということで行ってまいりました、『フリン伝習録』! せっかく西宮まで行くのだからと、行きしに青空書房さんまで足をのばし、久々に坂本さんとお話をしてきました。筒井さんの色紙「玄笑」はじめ田辺聖子さんや堀晃さん、山本一力氏の色紙が見守る書棚には「本は生きています」という言葉。胸が熱くなりました。
西宮北口駅から芸術文化センターまではすぐ。大ホール入口前には「ビーバップハイヒール」や筒井康隆症候群からの花。オペラシティでの経験から筒井さんは上手側と予測して取った席につきしばらくすると、オーケストラの皆さんに続いて指揮の山下氏、森さん、西側さん、松本さん、田中さん、山下さん、筒井さんが登場、『フリン伝習録』が幕を開けました。今回設置された大きなスクリーンには歌詞が映し出され、それぞれの思惑が交錯するフリー歌唱の場面など、ソリストの方々の顔を見ながら歌詞を楽しむという得難い快感を味わいました。筒井さんによる「ヴィリアの歌」「ガラキのラップ」、山下さんの大熱演、そして「フリン」の大合唱…、濃密なひとときを過ごしました。初演の際にも感じたのですが贅沢すぎて1回じゃあ勿体ないです。
なお、この模様はスカイパーフェクトTV ヒストリーチャンネル「時代の響き」29「ジャズピアニスト 山下洋輔」(2008.5.31 20:00〜21:00)で一部を紹介予定だそうなので、行けなかった方は是非どうぞ。
さあ、次は下北沢です!