情報短信／雑記

「岡本忠成全作品集 DVD-BOX」

2009.6.24　ジェネオンエンタテインメント

出版社/メーカー: ジェネオンエンタテインメント
発売日: 2009/06/24
メディア: DVD
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　これは嬉しいです。星さん原作のアニメーション作品「ふしぎなくすり」（「盗まれた書類」）、「ようこそ宇宙人」（「夜の事件」）、「キツツキ計画」、「花ともぐら」（「花とひみつ」）収録！　星さん原作分はDisc1にまとまっているので、単品のみ買うという選択もありますが、ここはやはりＢＯＸで持っておきたいです。そういえば「花ともぐら」は「ホシヅルの日」で上映されました。あれからもうすぐ10年……。

伊藤計劃氏のこと

　今日発売の「SFマガジン」7月号は去る3月に亡くなった、伊藤計劃氏の追悼号ともなっていて、河出書房新社より刊行予定だった第四長篇のプロローグ草稿にして絶筆、「屍者の帝国」が掲載されています。私はとても遅い読者でした。まだまだ氏の物語を読みたかったです。「ボクラノSF」でも新作が予定されていたというのに、その余りに早すぎる死は残念でなりません。ご冥福をお祈りします。

　先日この全集のパンフレットを貰ったのだが、『ドラえもん』の繰り上がり連載をそのまま収録ということだけを見ても実に考え抜かれた構成だと思う。『ドラえもん』単行本初収録作品のなかには「予告」（連載の！）もあり、幻の最終回が何パターンも収録されるようだ。妻に何度も筋を語って聞かせた、個人的に大好きな「ドラえもんだらけ」は１巻に収録。死ぬほど笑った「うそつきかがみ」も、何度読んでも途中で読めなくなってしまう「おばあちゃんのおもいで」も実は1970年に小学３年生だった学年分の繰り上がり連載だったこともこのパンフレットを見ていて気付いた。うーん、学年が全然合わないぞ…。コミックスで読んだのだろうか。この大全集、詳細は特設頁を。