- 小鉢加奈子「文庫のソムリエ とにかく怖い角川文庫」→『佇むひと』<朝日新聞>2009.10.26
- 無署名「時かけを追っかけろ!2010年版『時かけ』は母と娘の物語」<ヤングエース>vol.5 2009.11.4
- 内田洋一「ロンドンの野田秀樹」『日本の演劇人 野田秀樹』白水社・刊 2009.11.15
「文庫のソムリエ」は毎月の角川文庫広告企画。ネットでは
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<ヤングエース>の「時かけを追っかけろ!」ではスチールが三葉公開されています。
『演劇人 野田秀樹』は内田洋一氏責任編集による野田秀樹読本。本書の中から「毟りあい」についての野田氏・内田氏の対話を一部紹介。
内田 筒井康隆さんのこの作品を取り上げることは前々から考えていたのですか。
野田 これはね、二〇〇一年の九・一一のとき、なんだか『毟りあい』の話に似たようなことが始まってるなあ、と感じたのがきっかけになってます。 (中略) 起きてもいないことに恐怖や不安を募らせて生活している人が増えている。そういう妄想の恐怖がある一方、バグダッドで暮らす人は本当の恐怖のもとで生きている。恐怖というものを考えたとき、この作品はそこをとてもよく描いている。(後略)