筒井康隆氏についての…

筒井康隆さんについての情報を中心としたブログです

筒井康隆映画祭 トークショー

 ということで行ってきました、シネ・リーブル池袋。チケットは当日発売とのことで劇場に足を運んだのは昼前。平石さんとともに無事席を確保して、昼飯・書店・ミステリー文学資料館・古書店とまわって2時半にふたたび劇場へ。
上映作品は「ジャズ大名」。銀幕で観るのは本当に久しぶりです。来年の山下さんのニューイヤーコンサートでは「岡本喜八監督オマージュ」が演奏されることを思い起こしたり。
 「ジャズ大名」終了後、トークショー開幕。最初に筒井さんが拍手に迎えられて登場。昨日のブログを読んでいて注目していたのですが、首には光るものが…。
 筒井康隆映画祭での上映本数13本には「作家生活50年のうちでこれだけ映像化された作家は多くない。幸せなことです」と。また「作品と映画は別ものであるが、原作に忠実であって欲しいと思いながら見ている」と話され、お気に入りの作品は現実に忠実かつ評価の高かった作品ということで大林版『時をかける少女』を挙げられました。
 ここで「七瀬ふたたび」主演の芦名星さん、小中和哉監督が登壇。3名でのトークショーになりました。芦名さんについて筒井さんは「今までの七瀬のなかでもっとも七瀬らしい七瀬」とブログに書いたが、会って話し方や所作などを見ていても「七瀬らしい」と思うと。確かに凛としていながらもとても柔らかな雰囲気も併せ持つ女優さんでした。
 芦名さんは最初に映画の脚本を読み、そこから七瀬を自分の中に作り上げるために『家族八景』から読んだそうです。『家族八景』を経ての『七瀬ふたたび』、本篇でじっくり観たいと思います。
 小中監督はこの企画を初めて立てたのは13年前。少年ドラマシリーズで映像の世界を目指した自分だからこそ、その時代時代にあった「七瀬ふたたび」を表現しようと思って撮影した。原作に沿った部分、大胆にアレンジした部分があるが、ファンの目で確かめて欲しいと述べられました。
 終盤にはナムコナンジャタウン協力による、バースデーケーキが登場。和やかなうちに終了。筒井さんはしょこたん『七瀬ふたたび/プロローグ』もお楽しみにとおっしゃってました。
 「筒井康隆映画祭」は10/1まで。『七瀬ふたたび』は10/2 ロードショーです!