筒井康隆氏についての…

筒井康隆さんについての情報を中心としたブログです

山本二三展へ行ってきました。

  • 2011.7.16〜9.25 神戸市立博物館

 小松左京展へ行った帰り、三宮で下りて山本二三展にも行ってきました。三宮駅には大きめの告知看板が。



センター街にも大きな垂れ幕が下がっていました。『時をかける少女』の坂道がメインとなってます。

駅から海側へ10分ほど下ると神戸市立博物館に到着。玄関もモダンです。


展示は2階。1階には山本さん描く森に入って撮影できるコーナーがありました。

平日の午後でしたがひとはいっぱい。年代も様々。会場では山本氏がかかわったアニメーション作品の背景・イメージボード・絵コンテなどが年代別・作品別に展示。神戸での開催で最初に「じゃリン子チエ」というのはいいなあ。「ばくだん」のラベルとか細かくて好きです。かたぎ屋の屋根への月明かりのあたり具合とかもう絶品。
天空の城ラピュタ」の箇所になると一枚一枚を見ている人が立ち止まる時間が長くなります。冒頭の炭坑場面、好きだなあ。
もののけ姫」の長大な森と湖には言葉をなくします。そこに流れる空気の匂いまで感じられるほどでした。
展示されている作品には初見のものも多数。未製作に終わった、高寺彰彦原作の『かちかちやま』、復讐を誓うおじいさんの顔がすさまじい。
時をかける少女」では二枚の夕景が素晴らしい。見るだけで移り行く時間が想像できる! ずっと見ていました。
火垂るの墓」は死の中にある生の輝きがいっぱい。神戸で、この作品を見直すことの意味をかみしめました。
会場外にもあふれる作品群。企画中という、これからの作品の中には藤崎慎吾氏の『ハイドゥナン』も(観たい観たい)。
1階の物販コーナーでは豪華なパンフレットと「時かけ」中心に絵はがきやらトートバッグやらクリアファイルやらを買いました。幸せ。
この「山本二三展」、来年は全国で巡回が決まったそうです。良かった!