- 木村俊介「高頭佐和子さん」『善き書店員』ミシマ社・刊 2013.11.22
- いがらしみきお「わが人生最高の10冊」→『宇宙衛生博覧會」<週刊現代>2013.12.7
- 東雅夫「作家クロニクル 筒井康隆」『日本幻想文学事典』(ちくま文庫)2013.12.10
- ダ・ヴィンチ編集部「ブック・オブ・ザ・イヤー2013 小説」→『聖痕』43位 <ダ・ヴィンチ>2014.1
ミシマ社『善き書店員』で紹介されている、高頭佐和子さんは、学生時代、アルバイトで製本工場に勤めていて、新潮文庫のしおりひもをひたすら折りたたみ続けるという作業をしていたそうです。その時にしおりをたたみ続けたのは筒井さんの『薬菜飯店』とのこと。
東雅夫氏の労作『日本幻想文学事典』。その中心をなす「作家クロニクル」では筒井さんに7頁が割かれ、詳細に解説されています。『ロートレック荘殺人事件』(→『ロートレック荘事件』)、『エンガツィオ司令塔』(→『エンガッツィオ司令塔』)、『驚愕の荒野』(→『驚愕の曠野』)といった誤植も見受けられますが、SFファン、幻想文学ファン必携の一冊です。是非!