筒井康隆氏についての…

筒井康隆さんについての情報を中心としたブログです

シネマヴェーラ渋谷 ミュージカル映画特集 トークショー

シネマヴェーラ渋谷 ミュージカル映画特集III トークショー

 行ってきました、シネマヴェーラ渋谷。整理券配布は予定より早めの10時10分頃から。渋谷で時間をうまく使えそうになかったので一旦帰宅、開始の15分くらい前にシネマヴェーラに着きました。既に「偽文士日碌」などでも書かれていますので簡単にレポートします。
 客席には山下洋輔さんや内藤誠監督の姿も。16:35「突貫勘太」がスタート。エディ・カンターのグルグルと動く眼、身体の柔らかさ、流れるような踊りに魅せられました。笑いも多くあり、千手観音だったり幾何学的だったりする群舞も美しい。そして最後は大団円。素晴しかったです。
 17:55、瀬川さん、筒井さん、高崎さんが登壇。筒井さんからの「私自身がエノケンになりたかったように、エノケンもエディ・カンターになりたかったのではないか。似顔絵もそっくりに描かせたのでは」という言葉から始まり、「突貫勘太」での楽曲がPCL「ほろ酔い人生」やエノケン「青春酔虎伝」で歌われていること。バスビー・バークレーによる振り付けのこと。「上海リル」のこと。映画によって音楽が異なった曲となってしまうこと(キューブリックの「シャイニング」のラストなど)。「サマー・ストック」でのジュディ・ガーランドのすごさ。教養としてのタップダンス。ミュージカルとコメディ映画等々…。とても愉しい時間でした。
 瀬川氏が「筒井さんは『シャイニング』なんて新しい映画も観ていてすごいですね」と言われたのには感嘆。素晴しかったです。