『佇むひと リリカル短篇集』(10/25発売)
- 初版発行/2006.10.25 角川文庫 つ2−20(角川文庫14431)
- 並製本 A6版 カバー 帯(ピンク)
- カバーイラスト/岩崎智子 カバーデザイン/高柳雅人 363頁
- 定価:本体552円+税 ISBN 4-04-130526-8 C0193
- 収録作品/「ぐれ健が戻った」「碧い底」「きつね」「佇むひと」「姉弟」「ベルト・ウェーの女」「怪段」「下の世界」「睡魔のいる夏」「わが良き狼」「ミスター・サンドマン」「白き異邦人」「ヒッピー」「走る男」「わかれ」「底流」「時の女神」「横車の大八」「みすていく・ざ・あどれす」「母子像」(解説/小池真理子)
角川文庫での月刊再編短篇集ももう5冊目。背表紙には『佇(たたず)むひと』とルビがふられています。今回は残念ながら、著作初収録作品はありませんでした(テーマからすると、未収録作品を探すのがちょっと厳しいとも言えます)。『座敷ぼっこ』でもお馴染みの定番がずらりと並んでいますが、「わが良き狼」を読むと今でも「金鉱荒らしの赤猫が……」と自分で節をつけて歌っていた学生時代を思い出します。