筒井康隆氏についての…

筒井康隆さんについての情報を中心としたブログです

時をかける少女』凱旋上映

ということで、行ってきました、クリスマスEVE2の恵比寿。初回上映後には細田監督のトークもあるとのことで、10:10頃に行ったら既に列が…。みんな熱心だなあ。
10:15、入場券と一緒にクリスマスカードをもらって劇場内へ。200名以上入る、客席の多いスクリーンに急遽差し替えられたこともあって、やや余裕のある場内。カップルの比率は1/3くらいだったでしょうか。
11:15より初回上映開始。今回は細かいところまでじっくりと観ることが出来ました。ラスト間際のふたりの会話、やっぱり泣けますね(歳とったのかなあ)。
13:10、拍手の中、細田監督に加え、渡邊隆史(角川書店 製作プロデューサー)、齋藤優一郎(マッドハウス 制作プロデューサー)の両氏も登場、お三方でのトークショーとなりました。
三氏ともに「夏公開の映画がこれだけ多くの人に受け入れられ、真冬に(凱旋)上映できるとは思ってもみなかった。これはひとえにこの映画を観てくれた人たちのお陰で、多くの賞に恵まれたのも観てくれた人による後押しの結果」と感謝を述べられました(「夏の映画」を冬に観るということにかなりこだわっておられて、構想を練っていたのは実は冬だったというエピソードを紹介、夏を思い出しながら観て欲しいとも)。
海外での上映でも笑うところは同じ(カラオケでのでんぐりがえりのところとか)で、言葉や国が変わっても人間の本質的なところは変わらないということを「映画」という手だてが示してくれた。もともとこの映画は海外で上映するなどと思っておらず、映画の主人公たちと同じ若い人たちに見てもらいたいと思って作った。もし海外で上映するという想定のもとに、もっと万人に受け入れられるように作ろうとしても、同じものになっていたと思うと細田監督。作品に対するゆるぎない姿勢が素晴らしかったです。
場内には脚本を担当された、奥寺佐渡子さんの姿も。『時かけ』を好きでたまらない人がいっぱいの空間での温かいひととき。とびきりのクリスマスプレゼントでした。