筒井伸輔展
- 開催中〜2010.7.17(日・月・祝 休廊)11:00〜19:00 ミヅマアートギャラリー
ということで昨日行ってきましたミヅマアートギャラリー。市ヶ谷から外堀を右手に見て飯田橋方面に歩いて行くとほどなく会場に到着。
階段をのぼってドアを開けるとすぐに伸輔さんがいらっしゃって挨拶させていただきました。二年半前の展覧会からさらに深化した色に彩られた作品の数々。中にはとても大きなものもあって圧倒されます。
奥には実際に伸輔さんが使われている顕微鏡があり、暗闇に浮かぶ実際の昆虫の腹部の顕微鏡画像を見ることが出来ます。提示されている画像をもとにした作品はポスターにも使用されている(上の画像)ものなのですが、人のようにも、また何か別のものにも見えます。死骸をモチーフにしているのに、「生」や「動」を感じるのも、最初に作品を見てからずっと変わりません。
伸輔さんとは生理的にダメな昆虫の話(ムカデやゲジゲジ。ふたりともムカデに刺されたことがあった)やスズメバチの巣の話や蝶や蛾の生殖器の話をさせていただきました(ギフチョウは交尾した後、貞操帯みたいなのが出来て二度と交尾できなくなるという話をしたのですが、正しくは交尾後に雄が分泌物で交尾嚢を作って雌に付着させるのでした。すみません)。
静かな空間でとても濃密な時間を過ごさせていただきました。伸輔さん、どうもありがとうございました。