『時をかける少女』(SFベストセラーズ版)異装版・帯いろいろ
- カバー3種
- 本体2種
- 帯5(+1)種
-
- 鶴書房時代
ということで『時かけ』SFベストセラーズ版のいろいろを紹介したわけですが、正直これで全部だとは思っていません(緑帯2なんて持ってないし…)。旅はまだまだ続くなあという感じです。「夏休みSFまつり」は1978、1979年の夏に開催(帯の応募券で図書券等をプレゼント)されていたようですが、これも詳細は不明です。
<SFベストセラーズ>シリーズは発行元を鶴書房盛光社から鶴書房へと変え、1979年に出版社廃業により既刊27冊で幕を閉じることになります(ゾッキ本も一部古書店へ流れたようで、今でも地方の古書店では短冊入りの『時かけ』1979.6.10 38刷−1976年頃から奥付には発行日が銘記されていました−を見かけることがあります)。NHK少年ドラマシリーズの原作の数々以外にも眉村卓『ねじれた町』、荒巻義雄『五万年後の夏休み』などの優れたジュヴナイルSFを輩出していただけに残念な出来事でした。
先の見えない『時かけ』ミニミニ特集、次回は角川文庫版(その1)です。
追記:<SFベストセラーズ>全リストは以下のサイトで。