筒井康隆氏についての…

筒井康隆さんについての情報を中心としたブログです

時をかける少女』(SFベストセラーズ版)異装版・帯いろいろ

  • カバー3種
    • 鶴書房盛光社版 背の著者名が黒字 コード 8393-41705-3817
    • 鶴書房版1   背の著者名が青字 コード 8393-20205-4815
    • 鶴書房版2   背のSFが紫 下部にシリーズ番号5が追加 裏表紙の貝のイラストも紫に また袖にあらすじ、新しい作者紹介が裏袖に加えられる
  • 本体2種

    • 鶴書房時代
      • 青帯 表=理科実験室にあやしい人影が……。あたりをつつむラベンダーの香り。和子は、その時から時間跳躍者となった。背・裏=すみません。本の山に埋もれてしまって見つけられませんでした。写真は以前撮ったものです。出てきたらフォローします(1978春頃?)
      • 赤帯 表=夏休みSFまつり 天かける空想のはばたき!! 背=SFまつり 裏=第一線作家による第一級の作品群!!(『時かけ』ほか6作品ピックアップ) シリーズ共通帯(1979.6)

ということで『時かけ』SFベストセラーズ版のいろいろを紹介したわけですが、正直これで全部だとは思っていません(緑帯2なんて持ってないし…)。旅はまだまだ続くなあという感じです。「夏休みSFまつり」は1978、1979年の夏に開催(帯の応募券で図書券等をプレゼント)されていたようですが、これも詳細は不明です。
<SFベストセラーズ>シリーズは発行元を鶴書房盛光社から鶴書房へと変え、1979年に出版社廃業により既刊27冊で幕を閉じることになります(ゾッキ本も一部古書店へ流れたようで、今でも地方の古書店では短冊入りの『時かけ』1979.6.10 38刷−1976年頃から奥付には発行日が銘記されていました−を見かけることがあります)。NHK少年ドラマシリーズの原作の数々以外にも眉村卓『ねじれた町』、荒巻義雄『五万年後の夏休み』などの優れたジュヴナイルSFを輩出していただけに残念な出来事でした。
先の見えない『時かけ』ミニミニ特集、次回は角川文庫版(その1)です。
追記:<SFベストセラーズ>全リストは以下のサイトで。