筒井康隆氏についての…

筒井康隆さんについての情報を中心としたブログです

『ベトナム観光公社』

ベトナム観光公社』(No.4)

  • 短篇18篇,献辞1篇,(解説・「筒井康隆論」石川喬司
  • 初版印刷/1967.6.10 初版発行/1967.6.15
  • 早川書房 ハヤカワ・SF・シリーズ 3145
  • 書名刷函(包装用) ポケット・ブック版 装幀/真鍋博
  • 定価 330円
  • 函惹句 SF擬似イベントの魅力! ナンセンスが現実か、現実がナンセンスか? 日本SF界第三の新人筒井康隆の第二短篇集

著作紹介4冊目は『ベトナム観光公社』です。ハヤカワ・SF・シリーズ、3145番。献辞、表題作『ベトナム観光公社』(翌年上期=第58回直木賞候補作品)をはじめ、<SFマガジン><話の特集><MEN’S CLUB>等に発表された18篇、石川喬司による初めての解説=筒井康隆論を収録。『東海道戦争』同様、奥付には経歴、裏表紙には近影と著者紹介があります(書名入函→書名無函→ビニールカバーという仕様変遷を辿るのも『東海道戦争』と同じ)。再版は1971.3.15発行、定価は360円となり表示も背表紙に移動、裏表紙には定価の代わりに書籍コード 0293-231451-6942が付されます。
装幀は真鍋博氏。昨年行われた<真鍋博展>ではこのHSFS版の表紙原画も展示、本自体からはうかがえない、背景で描かれた星も見ることが出来ました。