筒井康隆氏についての…

筒井康隆さんについての情報を中心としたブログです

山下洋輔トリオ復活祭 行ってきました!!

 会場に着いたのは開場少し前の15:50。既に出来ていた行列の後尾につくとすぐに入場開始。入口にはタモリをはじめ多くの花。グッズ売り場にまたも列。「結成40周年記念特別限定盤 BRILLIANT MOMENTS」(記念手拭付)とTシャツを買いました。
 席には多くの知った顔が。筒井倶楽部の岡本会長。堀晃さん。久しぶりの方もいっぱい。平石さんには<週刊読書人>1971.9.27号掲載の筒井さんによる、平岡さんの『ジャズより他に神はなし』の書評「信用できる革命的思想」のコピーをいただきました。
 17:00。相倉久人さんの司会で復活祭幕開けです。
 まずは第四期メンバー。山下さん、小山さん、林さんで「回想〜STRAWBERRY TUNE」。さらに武田和命氏の代役として菊地氏が加わってツインサックスでの「円周率」。林さんは上手前列で手を振る麿赤兒氏に応える余裕も。
林さんが拍手に送られて退場の後、「沖縄から」と山下さんからの紹介で國仲さん登場。琵琶のような六弦楽器で奏でるイントロから武田氏に捧げる「GENTLE NOVEMBER」。
 息つく間もなく第三期メンバーに突入。小山さんに続いて「ミジンコの権威でもある」坂田さん登場、山下さんとともに「バンスリカーナ」、そして待望の「ゴースト」(まんまモントール・アフター・グロウだよ! ライヴだよ!)。中盤、坂田さんがマイクを手にすると大歓声。久々のあのボーカル、しびれました。
 ここで15分の休憩。まだ明るい夏の夕暮れ。蝉が鳴きシオカラトンボやオニヤンマが飛ぶ、野音ならではの光景。風もあって暑さもやわらいでいましたが、売店ではビールや氷結が売れる売れる。
 相倉さんと菊地氏の二人司会により後半が開幕。菊地氏は少年の頃から山下トリオを聴きまくって本も読んで記憶して心のなかでずっと山下トリオと一緒に演奏してきた。ここにいる皆さんもそうだと思う。客席に向かって僕はそちら側の人間ですと…。
 そして第二期メンバー。森山さん、坂田さん、山下さんが大きな拍手に迎えられて登場。「クレイ」のさなか、雨が少し落ちてくる。そして「キアズマ」。終盤にさしかかった頃、空には二連の虹が。東京で、ビルに遮られてないこんなに大きな虹が、しかも二連も見られるなんて。心の中で武田さんと平岡さんだよと叫んでいるひとがいっぱいいたような気がしました。

 40年の時を遡っての第一期メンバー。森山さん、中村さん、山下さん。当時ずっと演っていたという「木喰」に「ミナのセカンドテーマ」。それぞれがそれぞれの時代の代表曲をふたたび今、演奏するというこの奇跡のようなひとときが終わりに近づいて行きます。
 そしてアンコール。隣のひとが「ぐがん、ぐがん〜」と叫んでる。
その通り、八名が一堂に会しての「ぐがん」。贅沢な、そして永遠とも思える、夏の一夜でした。素敵なひとときをどうもありがとうございました。
 なおこの復活祭の模様は8/8 フジテレビ系で放映とのことです(BS?は8/16)。観られなかった方、聴けなかった方、お見逃し、お聴き逃しなく。