筒井康隆氏についての…

筒井康隆さんについての情報を中心としたブログです

「メタパラの七・五人」

  • <新潮>2015.3 p7〜23

 自分が何処にいるのか。読みながら身体が震えました。虚構内での役割を自覚し、また作者の領域に踏み込もうとする登場人物が、時空を越え、読んでいる自分を引きずり込む。何かを語らずにはいられなくなる、甘美に満ちた世界です。
 筒井さんを追いかけてきて良かった。