筒井康隆氏についての…

筒井康隆さんについての情報を中心としたブログです

『私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2』

『私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2』

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 朝日新聞Web掲載(2021.3.12)のメールインタビュー記事より抄録。

『あるいは酒でいっぱいの海』復刊♪

『あるいは酒でいっぱいの海』

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  • 初版発行/2021.8.20 河出文庫 つ 1-4
  • 並製本 A6版 カバー/帯(水色)256頁
  • カバーイラスト/柳原良平 カバーデザイン/坂野公一+吉田友美(welle design) カバーフォーマット/佐々木暁
  • 定価/630円+税 ISBN 978-4-309-41831-5 C0193
  • 帯惹句/筒井康隆・幻のショートショート集! 奇想天外なアイデア、黒い笑い、ロマンチック、そしてアッという結末。数ページに物語の魅力がぎっしりの全30篇 資料篇+詳細な解説付き(日下三蔵
  • 収録作品/「あるいは酒でいっぱいの海」p9「消失」p13「鏡よ鏡」p15「いいえ」p17「法外な税金」p19「女の年齢」p21「ケンタウルスの殺人」p23「トンネル現象」p42「九十年安保の全学連」p54「代用女房始末」p61「スパイ」p65「妄想因子」p69「怪段」p73「陸族館」p77「給水塔の幽霊」p81「フォーク・シンガー」p85「アル中の嘆き」p88「電話魔」p91「みすていく・ざ・あどれす」p94「タイム・カメラ」p97「体臭」p100「善猫メダル」p103「逆流」p107「前世」p110「タイム・マシン」p113「脱ぐ」p123「二元論の家」p140「無限効果」p164「底流」p181「睡魔のいる夏」p206「『ケンタウルスの殺人』解決篇」p217「あとがき半分・解説半分」p219/「集英社文庫版解説」(山野浩一)p223 「資料篇」『にぎやかな未来』三一書房版「解説・あとがき」『笑うな』単行本版「あとがき」/「解説」(日下三蔵

 『あるいは酒でいっぱいの海』が復刊! 柳原良平氏の単行本版イラストを使用した、元本に近いデザインが嬉しいです。あの「到着」読後の星新一さんの一言を紹介した伝説の『にぎやかな未来』解説・あとがきなど資料も充実。日下三蔵さんによる解説も筒井さんのショートショート集を『にぎやかな未来』から解説した、書影もたっぷりの充実した内容です。蒸し暑い夜はビールを飲みながら「睡魔のいる夏」を読みましょう。

笑犬樓 vs. 偽伯爵

「往復書簡 笑犬樓 vs. 偽伯爵」前篇

 映画、少年時代、アプレゲール淀川長治さん……、興味ある事柄ばかりで楽しいです。春日丘高校時代の詳しいお話も貴重ですね。後篇は10月号に掲載とのこと。

「新潮」「文學界」に掌篇掲載

武装市民」

 想像力を掻き立てられるハードボイルド。脳内にずっと赤い光が明滅します。

「離婚熱」

  • <新潮>2021.9 p289-p292

 読んでいるとなぜか心が苦しくなって参りますが、ラストで救われました。

とり・みきさんの「わが良き狼」

『日本短編漫画傑作集 少年青年漫画編』6巻

 江口寿史氏の解説では江口氏もかつて「わが良き狼」を絵本化しようとしたことがあったと明かされています。