筒井康隆氏についての…

筒井康隆さんについての情報を中心としたブログです

『東海道戦争』

東海道戦争』(No.1)

  • 短篇13篇,献辞1篇,エッセイ1篇
  • 初版印刷/1965.10.10 初版発行/1965.10.15
  • 早川書房 ハヤカワ・SF・シリーズ 3099
  • 書名刷函(包装用) ポケット・ブック版 装幀/真鍋博
  • 定価 300円

これから時折、過去の著作をとりあげていきます。
最初はもちろん第一作品集『東海道戦争』。ハヤカワ・SF・シリーズ、いわゆる銀背の3099番。筒井さんはのちに「はじめて自分の本を手にしたのは、銀座の近藤書店であった。ずいぶん嬉しかった」と述懐しておられます(『東海道戦争』中央公論社版あとがき)。三人の弟さんへの献辞、表題作『東海道戦争』はじめ<SFマガジン>掲載作を中心にショートショートを含めた13篇、「あとがき」を収録。奥付には経歴、裏表紙には近影と著者紹介があります。ハヤカワ・SF・シリーズでは、この『東海道戦争』はじめ『ベトナム観光公社』『アルファルファ作戦』の三冊に<書名刷函>が存在しており、函付本は現在では専門古書店でも入手がなかなか困難と思われます。新聞広告は<読売新聞>1965.11.8 一面(三八広告=『未知の地平線』(ハインライン)、『思考の網』(ヘルベルト・フランケ)、『十八時の音楽浴』(海野十三)と共に)に掲載されています。