「国文学 解釈と鑑賞 2011年9月号 特集 筒井康隆−現代文学の巨人」
- 2011.9.1発行 編集/至文堂 発行所/ぎょうせい 定価/本体1619円+税
- 筒井康隆Eメールインタビュー 「作家の軌跡と未来への指針」聞き手/柘植光彦・平石滋
- 作家の位置 「談論爆発―ビッグ3の内宇宙」巽孝之/「時間錯誤の前衛―筒井康隆と〈前衛〉のパラドックス」藤田直哉/「ディスクールの変革、あるいは叙述トリックの彼方へ―筒井康隆の一九九〇年」吉田司雄/「「宝」に行き着かない文学―『虚人たち』を中心として」柴田勝二/「リアリズムからの脱却―読者の手による「虚構」」真銅正宏
- 方法の開拓 「言語で笑わせる―スラプスティックと言語ギャグ」清水義範/「筒井康隆と妄想」小林恭二/「筒井康隆―「超虚構」の構想と実践」綾目広治/「ネット文学の嚆矢「朝のガスパール」」中村正三郎/「言葉狩りと断筆」幸森軍也
- 文学の流れ 「埴谷雄高から筒井康隆へ―仮想的な連続性」永島貴吉/「安部公房から筒井康隆へ―パヴロフ的言語とフロイト的言語」鳥羽耕史/「筒井康隆と神林長平における虚構の諸相」白鳥克弥/「夢という超現実―筒井康隆から笙野頼子へ」清水良典
- 作品の分析 「夢の力は生きているか―『夢の木坂分岐点』論」林浩平/「虚仮にすること―筒井康隆『虚人たち』における仮構と虚構」永野宏志/「虚構からの挑戦―『残像に口紅を』」中村三春/「接続=転位するコンストラクション―『文学部唯野教授』」西田谷洋/「巨船ベラス・レトラス」柘植光彦/「仕事をする文体―『ダンシング・ヴァニティ』」石原千秋
- 少女文学と老人文学 「筒井康隆の少女表象―和子からビアンカへ」千田洋幸/「老人のいる世界」水沢不二夫
- キャラクター論 「「時をかける少女」論―変奏と転化する〈少女の物語〉」江藤茂博
- 研究のために 「筒井康隆研究について」平石滋
ついに「国文学 解釈と鑑賞 特集 筒井康隆−現代文学の巨人」が発売! 冒頭のEメールインタビューがとにかく濃くてたまりません。