新文芸坐アニメスペシャル 今敏ナイト
未明に銀幕で観る『パプリカ』ってなんかいいなあ…。
『金森達SFアート原画集』(大橋博之/編 ラピュータ)が発売
ということで買ってきました。見るだけで圧倒させられる、『喪われた都市の記録』(光瀬龍 早川書房版)カバーイラストレーションから始まる本書は全二部構成、1部では光瀬作品に寄せられたイラストレーションを年代別に収録することで金森氏の作風の変遷を辿り、2部では多岐にわたる国内外SF作品の挿絵を収録、氏の作品の多様性を俯瞰しようとする試みです。筒井さんの作品では(もちろん)「馬の首風雲録」連載時の挿絵が一葉収録されています。なんか懐かしくなって、学生時代繰り返し読んだ『SF教室』を引っ張り出してきて、安部公房「人間そっくり」紹介頁でのイラストレーションを並べてみました。
筒井さんと金森達氏の仕事は『馬の首風雲録』(日本SFシリーズ版)に『SF教室』内でのイラストレーション、他に平石滋氏によるデータベースからざっと挙げてみると次のようになります。
- 『馬の首風雲録』<SFマガジン>1966.9〜1967.2
- 「慶安大変記」<高3コース>1966.12
- 「アルファルファ作戦」<SFマガジン>1967.8
- 「近所迷惑」<SFマガジン>臨増 1967.10.15
- 「ベトナム観光公社」(ダイジェスト再録)<高一時代>1967.10
- 『緑魔の町』<少年サンデー>1967.12.10〜1968.3.3
- 「あらえっさっさの時代」<SFマガジン>1976.7
そうか、『緑魔の町』(「マッド・タウン」)もでした! いつか絵師の方々のイラストレーションを一冊に纏めた「筒井康隆作品挿絵集」をみてみたいなあ。