筒井康隆氏についての…

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筒井康隆筒井康隆を読む」レポート その3

筒井康隆全作品」の興奮さめやらぬ中、黒一色に包まれた筒井さんが登場、いよいよ「関節話法」が始まりました。舞台中央にはスツール、その隣には譜面台。スツールに腰掛け、首をぽきりぽきりとやる筒井さん。私を含め一緒に首を動かしてしまうひとが客席にちらほら。「いやな予感」。「にゃあ」と「きゃん」の掛け合い。譜面台に置かれた台本。竹ヒゴ人間。筒井さんは全身を駆使してのパフォーマンス。爆笑に次ぐ爆笑の場内、指を曲げるひとも多数。マザングに着いてからは笑いっぱなしで「おれ」の関節の痛みとともにこっちはおなかが痛くなりました。スツールの場面ははらはらしながらも筒井さんの熱演に感激。そして「病名は…」のあとの緊張を伴った一瞬の空白。その後に訪れる快楽を伴う解放感。素晴らしい時間でした。
満場の拍手の中、筒井さんが山下さんを迎え、銀河系最強のタッグによるアンコールは「発明後のパターン」。「60年代篇」「現代篇」、最高の盛り上がりでした。拍手し続けだったので手は真っ赤っ赤でしたが、感謝を力と心を精一杯こめて拍手したら手は全然痛くないんですね。
筒井さん、山下さん、スタッフの皆さん、このイベントに携わった方々、忘れられない時間をありがとうございました。