本日、初日を迎えた星新一展（世田谷文学館）に行ってきました。
今回の展示は星さんの遺品からの出品が多く、どれも貴重な資料ばかりで時の経つのを忘れました。
少年時代の作文や絵画、父・星一氏や祖父・小金井良精氏についての心情ほとばしる作品群、「W３」星真一を中心とした手塚治虫さんの原画、星さんが大事に保管していたという「セキストラ」紹介の乱歩ルーブリック、そして数々の構想メモから生み出されたショートショート、あの名作の緻密な下書き（とても細かい字で書かれているのですが、読んで行くと思い出がよみがえります。大好きな「古風な愛」が嬉しかった）、星さんの作品に寄り添い続けた真鍋博さんと和田誠さんの原画、エヌ氏の会によるグッズ、心温まる励ましにあふれた江坂遊さんへの書簡、近年の映像化作品等々、素晴らしいひとときを過ごしました。
星さんのメモをもとに再現された「宇宙塵」の会合風景。星さんが「天どん」を頼んでおられたのが可笑しかったです。北杜夫氏（マブセ氏）による文華勲章受章のときの星さんの笑顔には逆にしんみりしてしまったり…。
会場のそこここにはホシヅルが。
もちろんホシヅルストラップも購入しました。図録も充実、ポストカードも「ボッコちゃん」下書きをデザインしたものほか４種が販売されています。明日以降も様々なイベントが予定。皆さん、是非世田谷文学館にお出かけ下さい。
