「筒井書店」即売会
- 2018.11.3 10:00〜 世田谷文学館 1F
行ってきました「筒井書店」即売会。9:10頃世田谷文学館に着くと既に行列が。整理券配布の9:30には40名以上に。
整理券を貰って10:00前に入場。並べられている蔵書を見ながら待ちます。
面陳されているのは高いのかなあ。銀背はあそこか、どれくらいの値段なんだろう。海外SFノヴェルスか銀背にしようかななどと迷ううちにはや10時。5名ずつ5分を目安に一人一冊という、即売会が開始されました。
すぐに自分の番が来て、筒井さんの蔵書が目の前に。ああどうしよう。ディックもいいな、サンリオ文庫のブラウンもいいな、何たって星さんの訳だもんな、『三分間の宇宙』や『アルジャーノンに花束を』もいいなあと迷いましたが、大好きなクラークの『宇宙のオデッセイ2001』(ハヤカワ・ノヴェルス 伊藤典夫/訳)から眼を離せなくなってしまい購入。
扉に「筒井康隆蔵書」印が押されています。嬉しい。
一度買ったひとはもう一度整理券を貰えるというシステムだったので二巡目へ。
二巡目の番を待つ時間は少し余裕がありました。文学館1Fホールには「日本SF展」で販売されていた豆本『きつねこあり』からタペストリーが掲示。筒井さんの「きつね」冒頭の一節とYOUCHANさんによるイラストレーションが。
星さんの「ネコ」、小松さんの「アリ」も眺めているうちに番号が呼ばれ二順目。今度は銀背のディック『火星のタイムスリップ』(小尾芙左/訳)を選びました。ハヤカワSFシリーズが一冊欲しかったのでこれも嬉しい。
その後、2Fの展示を見てから戻ると整理券なしで購入自由となっていたので、筒井さんが『みだれ撃ち涜書ノート』でも挙げておられた、ディック『ユービック』、『虚人たち』でタイトルが出てきたサーバン『角笛の音の響くとき』を購入。
喫茶室どんぐりでナポリタンを食べて出てきたら三百冊近くあった蔵書は残り少なくなっていて、すべて面陳に。やっぱり銀背に眼が行きヴォクト『拠点』を手に取ったらなんと扉頁が福耳。蔵書印が割印になっていたのでついふらふらと…。嬉しい散財でした。
夜の部については改めてレポートします。